SAKEBI 美しい酒と若者の叫び

2013年9月号

SAKE STYLE 角打ちを体験

2013年08月24日 19:37 by d-t

 皆さんは酒屋で酒を飲む”角打ち”をご存知だろうか?酒屋といえば酒を買う所、もしくは配達してくれる店というイメージが一般的ではあるが、噂によると世の中には酒が飲める酒屋が存在するらしい。今回、我々NSG取材班はそんな角打ちができる(らしい)京都の酒屋『リカー&フーズはちぼし』に行ってみた。

 お店のHPの地図を頼りに、地下鉄烏丸御池駅地上出口から歩くこと数分、街の雰囲気に溶け込んだごく普通の酒屋が見えて来た。『こんな普通の酒屋でお酒が飲めるのか?』と疑問に思いつつ、とりあえず店の外で様子を伺っていると早速、中年男女3人が店内に入って行く様子が見えた。その後も、引き続き様子を伺うことにした。しかし、待てども待てども3人は出てこない。そこで我々取材班は『彼らは角打ちにきた客に違いない』と確信し、突入を決めた。

店内はごく普通の酒屋であった。

『ん?さっきの3人は一体どこに!?』

 店内を見回しても先ほどの中年男女3人の姿は見当たらない。すると、店の奥から話し声と共に人影が。その人は商品を手に取り会計を済ませ、再び店の奥に消えていった。その様子を見た賢明な取材班の一人が状況を理解した。「商品を買って、店の奥で飲めばいいんだ。」

 我々取材班もショウケースの中から商品を選びぶことに。さすが酒屋、酒の品数が多い!また、『リカー&フーズ』と名乗るだけあって、つまみの種類もかなり豊富である。酒とつまみを店のレジで購入し、我々も店の奥へ。

店の奥には・・・

 

 店の奥には如何とも形容し難い、空間が広がっていた。しいて言えば、大人のフードコート・男の隠れ家・友達の家・大人の秘密基地、とにかく心は舞い上がった。”財宝を見つけた海賊の宴!”とばかりに、早速乾杯。ドレスコードゼロの空間。実に、居心地が良い。やはり飲食店とは違う。寿司屋のカウンターで腕時計を外すような気遣いもいらない。居心地の良い場での飲みで、すっかりくつろいでしまった我々NSG取材班。

 

 名残惜しい気持ちを抑えつつ、店内を後にすることに。決して下戸ではない我々が、普段どおりのペースで約一時間半程飲んだ結果、飲み代は一人当たり約800円。当然のことだが、飲食店ではないので当然手作り料理は出てこない。しかし、どこの誰が作ったかわからない料理より、安心安全の食品メーカーが作った缶詰の方がいいという人や、本格的に飲みに行く前に、軽く酒を入れておきたいという人などにはもってこいの場所である。

角打ちで感じたこと

・酒屋の店頭価格で酒が飲めて安上がり(仕事帰りの軽い一杯にはもってこい)

・居酒屋でも家でもない新鮮な環境

・酒屋だけに、商品のラインナップがとても多い

・缶詰の種類が豊富

・常連さんが秩序を守っている

 どうやらこの店には常連さんで結成された”はちぼし会”があり、会則まであるようだ。今後も我々取材班は『リカー&フーズはちぼし』へ通う回数を重ね、はちぼし会に迫って行きたい。

(写真・文 NextSakeGeneration)

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