SAKEBI 美しい酒と若者の叫び

2013年9月号

潜入!アットホームロッヂ

2013年09月24日 00:25 by NextSakeGeneration

 長野県の北西部に広がる北志賀高原に噂のアットホームロッヂがある。自称”わがままおやじ”こと田畑正博さんが経営する、その名の通りアットホームが売りのロッヂである。普通ロッヂと言えば、夏は避暑地、冬はスキー場を利用する為のベースメントとして利用される。しかし、このアットホームロッヂに来る客の目的はそれだけではない。皆、オーナーとの再会を楽しみにやって来るのだと言う。それほどまでに皆を魅了するアットホームなひとときを、我々NSG取材班が実際に感じたままにご紹介しよう。

 

 ロッヂへ到着すると、まず部屋に案内された。部屋へ行く途中のホールには、ダーツ、ビリヤード、ギター、ゴルフパッドなど、大人心を揺さぶる遊具が。部屋に荷物を置いてすぐにホールへ飛び出し、はしゃぎだしてしまった。初めて訪れた場所なのにまるで親戚の家に遊びに来たような気分であった。

”わがままおやじ”ことオーナーの田畑正博さん 、う〜ん渋い

 ここでの一番の楽しみは何と言ってもおやじ特製の料理である。「連泊しても飽きないロッジ」これがおやじのポリシーだ。夜のとばりが下りるころ、今宵の夕食BBQの準備が行われた。手際よく、炭を起こすおやじ。準備万端なころ、大量の肉が運ばれてきた。待ちに待ったBBQの開催である。通常のロッヂでは考えられないことだが、なんとおやじ自ら全員分の肉を焼いてくれる。肉を知り尽くした男ならではの最高のパフォーマンスだ。

  

 ラム肉は臭みの強い脂を炭に落しながら焼いていく。臭みが抑えられたラム肉を口に入れると”臭み”ではなく、むしろ絶妙な”香り”を感じ牛肉にも勝る味わいが広がった。牛肉の薄切りはスキレットでうま味を閉じ込める。肉汁が残っているスキレットに生でも美味しく食べられる地元産のズッキーニを入れて再び焼く。肉の旨味がズッキーニにしみ込みこれまた絶品。前日から香草を擦り込んでおいた肉塊はシュラスコ風に焼けた部分を削ぎ落として食べる。焼けた肉はおやじ特製のハラペーニョの酢漬けを合わせて食べる。ハラペーニョの絶妙な辛さと旨さ、そこに肉の旨味が加わる。ここまで素材の味を堪能したBBQは生まれて初めてだ。スペアリブは30分以上時間をかけ脂を落としながらじっくりと焼き上げる。骨と骨と隙間にナイフを入れて切り分け、骨までしゃぶりついた後は、その骨をおやじの愛犬トロンにあげる。もちろんトロンも大喜びだった。

 

BBQ終盤、フライパンを使い演奏をする宿泊客 

おやじも歌います

 我に返ると最高のディナーショーを満喫していた。 ロッジの周囲は暗闇と静寂が囲まれて、都会にはない涼しい風が心地よい。何て贅沢なひとときだろう、都会の喧騒を離れまるで心が洗い流されるようだった。しばらくして少し肌寒くなってきたころ、ディナーショーは幕を閉じた。

 

 屋内に戻ると早速ウィスキーが振る舞われ二次会が始まった。再び飲みながらの全員参加のダーツ大会、ビリヤード大会、もちろんおやじも参戦。そして、歌いたいときに歌い、語りたいときに語る。楽しい時間はまだまだ終わらない。かくして、アットホームロッヂの長い夜を心置きなく満喫することができた。

 今回紹介した他にも数々の”おやじ特製”が出てきたが、あえて記事には載せなかった。それは実際に宿泊した人の「お楽しみ」にしておこう。「部屋は寝るだけの場所」HPの言葉通り、我々は寝る以外のほとんどの時間をホールでおやじさんと過ごしていた。とにかく居心地が良すぎるのだ。すっかりおやじのファンになった我々NSG取材班。またあの”おやじ特製”が食べたい、一緒に歌いたい、そして語りたい。また必ず行こう、アットホームロッヂへ。

(写真・文 NextSakeGeneration編集部)

参考サイト

アットホームロッヂHP:http://www.fureai.or.jp/~athome/

アットホームロッヂfacebook:https://www.facebook.com/athomelogde?fref=ts

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