SAKEBI 美しい酒と若者の叫び

2013年9月号

肉人 三茶店

2013年08月25日 20:28 by NextSakeGeneration

 三軒茶屋駅を出て国道246号から栄通りを抜けた先に「肉人」は店を構えている。軒先で赤く燃えている炭。活気のありそうな店内。そしてこの「肉人」という店名。きっとこの店にはお肉大好きの”肉人”と呼ばれる人々が集まっているに違いない。

軒先に置かれた七輪には煌々と炭が炊かれていた

 駅から少し離れているだけあり、人通りの少ない場所に位置しているにもかかわらず、取材班が突入した時は、あいにくの満席。すでに多くの"肉人"が店を埋めつくしているようだ。「1時間程で席が空くと思います・・・」申し訳なさそうに店員が言う。筆者の電話番号を伝え、しばし待つことに。自身も”肉人”に備え、昼食を抜いてまで挑んだ今回の取材。この時、すでに極限状態(肉への想い120%)に達していたが、しかたなく三軒茶屋界隈を徘徊することにした。しかし、早々に意識が飛びそうになり、気がつくと公園のベンチに座り込んでいた。あれから40分間程経っただろうか、もはや空腹感が無くなり、肉への思いすら経ち消えそうになる不思議な感覚になっていた。もしそのまま入店できていたら、この感覚を体験することはできなかっただろう。ありがとう肉人の皆さん。いつの間にか空腹感は感謝の気持ちに変わっていた。その時、登録されていない番号から着信が。肉人の店員だ。ようやく席が空いたようだ。「さあ我々の出番だ!」すぐに気持ちは切り替わった。肉人まで足取りが軽いのは当然、このとき再熱した肉への想いは70000%を優に超えていた。

 メニューを見て驚いた。焼肉のラインナップもさることながら記者大好物の生食の種類が豊富なのだ。もう待ちきれん。早速、生ビールとホルモン刺し盛り合わせを注文。そしてとにかく目についた肉を片っ端から注文し、いざ実食。しかし、ただ食べるだけでなくしっかりと噛み締め味わう、そう部位ごとの違いを楽しみながらね。ホルモンは刺身・焼き・煮込みの三種類を味わったが、それぞれの調理方法による違いを堪能することができた。

ホルモン刺し盛り合わせは種類によりタレを使い分ける

分厚く切られたカイノミ

鮮やかな色合いのハラミ

ホルモン盛り合わせ

モツ煮、このヴォリュームで380円

 取り扱いが難しいため、”生食用”を提供する店が減っている中、貴重な店をまた一軒発見することができた。もちろん、オススメは生食だけではない。メインの焼肉の種類も当然多く、それぞれの味わいを楽しむことができる。焼肉が食べたくなったら一度肉人に行ってみてはいかがだろうか。そこで、あなたは化粧崩れを気にする舞子さんが決して食べることのできない分厚い肉に齧りつくことができる。肉人はあなたを裏切らないだろう。

(写真・文 NextSakeGeneration編集部)

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