SAKEBI 美しい酒と若者の叫び

2013年12月号

連載 OXONの今日もどこかで

2013年12月05日 22:46 by NextSakeGeneration
 

26歳になったばかりのOXON。

雨ニモマケズ風邪ニモマケズ、理想と現実のギャップを特に感じているわけではないけれど、おれはまだピーターパンじゃないよと母を言い包め、自分にも言い聞かせて進むマイウェイ。

そんな誰もがおくる闘いの日々に一時逃れを与えてくれる今日の一杯のストーリー。


いやー。仕事が決まらない。

あっちをとればこっちが立たず、こっちをとればあちらが立たず。

これを何ヶ月か続けると、まあどうにかなるでしょ。が、ついには自由も悪くないなあなんて慣れてくる。

もう少し若い頃は何かと焦りがあり、加えて活力と行動力もあったのだけど、何度か繰り返すとニート生活にも妙な落ち着きが出てくるものである。


大学を出たときはみんな横並びでスタートを切ったのに、いつのまにか大きく線路を外れてしまった。

「一般的」の道にはもう戻れないのかもしれない。

いつからだろう。

思い返せば、本質的に楽天的才能は持ち合わせていたような感じもする。

んー、みんな何を想い、玄関を出て行くのか。


そもそもどうしてこうなったんだっけ?

夢があるやらないのやら。

あれじゃない、これじゃない。

それはいやだ、こっちも違う。

しまったしまった、島倉千代子。

らっきーくっきーやしろあき。

ともあれ、こういう塞がり気味なときに大事なことを考えても、悪い方にしか事が巡らないので、考えすぎない。

状況が悪いのではなく、あなたの心の状態が悪いのですよ。という本を読んだことがある。

今は細く頼りないように思えても、いつしか道は繋がる。振り返れば大河がほらそこに!

いつか子どもには自分を信じて生き抜きなさいと胸を張って言うのだ。おとうさんもはじめは不安だったと。

しかし結婚なんていつかできるのかな。

貯金も底が見えてきた。

とまあ前進のない考えを巡らせては、今日もみなに平等に時間は流れていく。


さあー、なんでもいいから黙って働くかー。

まずは景気付けに一本。

明るいうちから飲むビール系飲料はまた格別なのです。

つけは必ず!お天道様。


プシュッ!

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