世界的な大都会である東京で、今日もストレスに押しつぶされそうになりながらも働きつづけている。そうだ!今週の休みは京都に遊びに行こう。「はんなり癒されに。」とは言っても新幹線で 行くとなると交通費が馬鹿にならない。そこで思いついたのは学生時代によく利用していた”夜行バス”だった。
夜行バスなんて出発して寝て起きたら目的に到着というのが理想ではあるが狭い、揺れる、うるさいなどを理由にまともに寝れたことなど一度もない!ではこの辛い時間をどう過ごせばよいのだろうか?そうだ長距離バスの移動している間を”仕事”と思えばよいのである。仕事と思う?どうやって?まず新幹線とバスでの移動料金と時間を比べてみる。
東京-京都 長距離バス指定席4000円(運営会社によるが)約9時間
その差額およそ8710円で時差およそ7時間!そうバスで行けば8710円手元に残ることになる。8710円を約7時間かけて稼ぐわけであるから時給約1250円ということになる。これは東京都の最低賃金(869円)を優に上回る金額だ。座って寝ているだけで時給1250円。夢のような仕事である。それでもやっぱり辛い?仕事なんだから辛いなんて当たり前!
早朝、京都に着いた。同乗者の人々は眠そうだったり、背伸びをしたりしている。「俺は違う。今まさに、仕事を終えた達成感を感じている。仕事をやりきったんだ!さあ手元に残った(稼いだ?)8710円を握りしめ京都の街へ繰り出そうではないか。」
(文=NSG編集部)
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